日本銀行の上田和夫総裁は12月18-19日の政策決定会合を控え、名古屋で企業関係者に向けて講演を行い、経済成長とインフレの中期見通しについて説明した。10月の家計支出は前年同月比で1.6%増となり6か月連続で増加したものの、伸び率は9月の1.8%から鈍化した。物価上昇が続くなか、車両購入や医療費の増加が支出を押し上げているが、携帯通信料や家賃の減少が一部を相殺している。日銀は9月の供給側消費活動指数が前月比0.5%増と回復傾向を示していることも指摘している。
日本銀行の上田和夫総裁は12月18-19日の政策決定会合を控え、名古屋で企業関係者に向けて講演を行い、経済成長とインフレの中期見通しについて説明した。10月の家計支出は前年同月比で1.6%増となり6か月連続で増加したものの、伸び率は9月の1.8%から鈍化した。物価上昇が続くなか、車両購入や医療費の増加が支出を押し上げているが、携帯通信料や家賃の減少が一部を相殺している。日銀は9月の供給側消費活動指数が前月比0.5%増と回復傾向を示していることも指摘している。